国民的アイドルNiziU。もはや知らない人などいませんよね。
ですが新曲を出すたびに微妙、ダサい、NiziU人気が低迷しているなどささやかれているようです。
数々のCMや音楽番組に出続けているNiziUの人気は間違いなく健在ですが、ネガティブな声もまた一意見として存在します。
NiziUがどうしたら今以上に人気をあげて活躍できるのか、イマイチと言われる理由をまとめました。
NiziU曲が微妙な理由① 期待がとにかく高い
まずNiziUに対する世間の期待の高さは認識しなくてはいけません。
NiziUが誕生したオーディション番組Nizi Projectは大きな反響を呼び、デビュー前にも関わらずNiziUを国民的アイドルにしました。
大ヒットとなったプレデビュー曲「Make you happy」は大流行し、縄跳びダンスのファーストインパクトは鮮烈でしたよね。
Make you happyという高すぎるスタンダードができあがってしまったため、人々はMake you happyを超えるインパクトを求め、それを超えていないと感じると「今回イマイチだったね」という感想がうまれてしまうのです。
NiziU曲が微妙な理由② K-POPの見た目でJ-POP
NiziUが所属するのは韓国の事務所、JYP。
韓国人のプロデューサーや作曲家がバックについており、当然のごとく韓国のエッセンスを取り入れています。
ですが、NiziUがやっているのはあくまでJ-POP。
日本語で作詞作曲された楽曲は日本的な響きになりますし、日本の市場がターゲットなので日本人が好むように作られています。
さらにいうとNiziUはデビューに際し大注目され、国民的アイドルとなりました。
一度上がった人気は何が何でも落とせません。そのため大衆から受け入れられ続けることがNiziUの宿命となったと言っても過言ではないのです。
K-POPは今や日本でも広く受け入れられていますが、まだコアな印象があります。
大衆ウケを意識してNiziUの曲も日本仕様になっているのでしょう。
J-POPをやっている一方、NiziUのスタイリングはというと韓国アイドルそのもの。
K-POPアイドルのようにカラフルな髪色だったり、エッジの効いたファッションを身にまとっています。
NiziUの見た目的にK-POPを期待してしまうわけです。
K-POP的なサウンドや世界の音楽トレンドに敏感な層には、NiziUの曲は微妙ととらえれらてしまいます。
JYPのアイドルで、かつK-POPな見た目でK-POPの音楽を期待していたのにがっかり、というわけです。
K-POP好きからしたら各メンバーの歌唱力やダンススキルを活かしきれてないコンセプトだなって思っちゃいますけど(私も思ってます)
多分餅ゴリさんは日本向けに合わせたんだと思います。
NiziU曲が微妙な理由③ ターゲットが低年齢
K-POPガチ勢にとってNiziUの曲は微妙と思われがちのようですが、J-POP好きな人やK-POPに対しそこまで知見のないライトな層には好意的に受け取られています。
特にNiziUは子どもたちの憧れの的です。
それを狙ってなのか、ASOBOはかわいらしくポップで小学生ターゲットと言われています。
ASOBOやChopstickが微妙と言われたのはこういった理由でしょう。
中高校生以上のNiziUファンには子どもっぽすぎてイマイチ、期待はずれと感じられてしまったのです。
また、オーディションの虹プロ当時はかわいい曲だけではなく、先輩グループであるTWICEやITZYのかっこいいコンセプトや大人っぽいステージもこなしていました。
ですが、いざデビューし売り出していったNiziUのコンセプトがそういった虹プロ当時のステージと全く異なるため、その当時の素敵なパフォーマンスを記憶しているファンはがっかり。離れていった人も多いのでしょう。
NiziU曲が微妙な理由④ インパクトやキャッチーさがない
NiziUの楽曲は全体的にメッセージ性が高く、純粋さがベースにあります。
少女のイノセンスを強調するのは日本アイドル文化的な側面が強いと言えます。
NiziUの曲は絆や友情をテーマとした曲が多く、大切にしようねというメッセージがかなり分かりやすい形で歌詞になっています。
聴く人の心に届ける意味のある歌は、音よりも意味を大切にしているため、どうしてもキャッチーに欠けてしまいがちです。
キャッチーな曲はえてしてメッセージ性が低く、いい意味で軽薄です。
NiziUの曲には記憶に残るインパクトが少ないと言われるのはこの理由もあるようです。
比較されがちなのが、NiziUの先輩グループであるTWICEです。
TWICEの全盛期は良曲に恵まれている、というのは
「Like OOH-AHH」「TT」「Feel Special」「Dance the Night Away」「Heart Shaker」…
どれもアップビートで一度聞いたら頭にこびりついて離れない独特のリズム、世界観があります。
そこと比べてしまう人にとってはNiziUの曲はTWICEより物足りないと感じてしまうのです。
NiziUのタイトル曲はメッセージ性重視の曲が多いのですが、カップリング曲にはCM曲が多く、それらCMになった曲を評価する人もいます。
CM曲は企業のイメージの刷り込みが大切ですので、明るく耳残りのいい曲がつくられるからです。
例えばコカ・コーラの「Super Summer」、コーセーの「Joyful」は明るくポップでキャッチーな曲ですよね。
個人の好みの問題でもありますが、こっちのほうをタイトル曲より推してほしいと思うファンも少なくはないようです。
NiziU曲が微妙な理由⑤ 実力が足りないせい?
NiziUはまだ曲を活かしきれていない、曲を消化できていないという意見があります。
その背景にはNiziUの経験不足、実力不足があるという主張です。
ですが、これはデビュー前からわかっていたこと。
NiziUのメンバーは韓国のアイドルたちと異なり、練習期間が短いままデビューとなりました。マコちゃんはJYPで長く練習生をしていましたが、それでも約三年。
NiziUには未経験でオーディションを受けたメンバーもいます。
TWICEメンバーは一番長いジヒョで10年、ほとんどのメンバーは3年以上練習生をしていました。
そしてNiziUが比較されがちなnmixxも最低3年、最長7年という期間練習についやしています。
練習期間が少ないままデビューするというのも日本的な文化で、未熟な部分のある子たちの成長を見守る楽しみを提供していると言えるのですが、K-POPファンにとっては完璧を求めているため物足りなく感じてしまうのです。
日本のアイドルとしては実力は高いのですが、K-POPアイドルと比較すると、、ということです。
また、NiziUは小柄で華奢なメンバーが多く他のK-POPグループと体格差も比較されます。
筋肉量が少ないと力強い振りはキレがなくぼんやりとして見えてしまいますし、身長が低いとダイナミックにみせるにはスキルが必要です。
そしてNiziUはメンバーの声質の幅が限定的という声もあります。
NiziUは高音域で繊細な声質のメンバーが多く、お腹の底から響くような低音やハスキーで特徴的な声、耳に残るような個性的な声の人が少ないのです。
そのため、NiziUの歌は単調でつまらないと指摘する人もいます。
デビュー後思ったより成長していない、という声関しては韓国は歌番組が多く、アイドルがパフォーマンスを披露する場が多く成長する機会が多いと言われています。
一方、日本には歌番組はそこまで多くもなく、また世の中がNiziUにとって不利な状況であり、ライブを開催できなかったことも関係していると言えます。
今後ライブで場数を踏めばより実力はより大きく成長するでしょう。
NiziU曲が微妙な理由⑥ 最近はJYパークが作詞作曲していない
特に微妙、イマイチ、と不評を集めてしまったNiziUの曲がASOBO、CLAPCLAPといった最近の曲です。
ASOBO、CLAPCLAPはヒットメーカーと言われるNiziUのプロデューサー、JYパークさんではなく他の方によるものです。
J.Y.Parkが作曲したNiziU曲
- Make you happy
- Baby I’m a star
- Step and a step
- Take a picture
- Chopstick
そのために、NiziUにとってイマイチ微妙な曲になっているのではという指摘があります。
ですが、ASOBOを作詞されたMayu WakiyamaさんはTWICE 「KNOCK KNOCK」、ITZY「Voltage」、TXT「Crown」など人気曲を数多く手掛けてますし、CLAPCLAP作詞作曲のTrippyさんは「Super Summer」、KENTZさんは「FESTA」「Joyful」といった実績のある面々がNiziUの曲作りに参加しています!
JYパークさんはやはりカリスマで韓国音楽界のトップにいる人ですので、その神的存在と比べてしまうとブランド力的に見劣りしてしまうかもしれませんが、他の作詞作曲チームメンバーも実力のある方々ですのでそれだけが原因でNiziUの曲が微妙というのは言い過ぎではないでしょうか。
NiziU曲が微妙な理由⑦ コンセプトに迷走ぎみ
かっこいいのかかわいいのか、元気なのかしっとりなのか、ガルクラなのか。
NiziUのコンセプトが定まっていないために、毎回曲を出すたびに過去作の雰囲気が好みだった人に「今回は微妙」と言われているのです。
- Make you happy(ポップ、応援)
- Step and a step(ちょっと大人、応援)
- Take a picture(かっこいい、元気)
- Chopstick(音あそび、かっこかわいい)
- ASOBO(キッズ、かわいい)
- CLAPCLAP(ガルクラ)
NiziUはまだいろんなコンセプトを試している段階なのでしょうか。
試すことができるのもNiziUに人気があるからと言えます。人気がないグループには実験する余裕なんてありません。これから人気を得なくてはいけないグループであれば、確実に売れると見込めるキャッチーで、トレンドに忠実で、ウケのよさそうな曲を出さなくてはいけません。
世界的アーティストとなったBTSも曲のコンセプトがデビューから随分と変わりましたし、TWICEもデビューは可愛らしいガールズグループでしたが大人にコンセプトチェンジしましたので、NiziUも今後彼女たちの良さを活かしつつ形が変わっていくのかもしれません。
NiziU曲が微妙な理由まとめ:どんな曲でもイマイチと思う人は必ずいる
NiziU曲が微妙と言われる理由
- NiziUに対する期待値が高い
- K-POPなのかJ-POPなのか困惑する
- NiziUのターゲットは低年齢?
- インパクトのあるキャッチーな曲をもらえてない
- NiziUは実力を伸ばしているところ
- JYパークの作詞作曲でないから?
- NiziUはコンセプトが定まっていない
NiziUはいまでも大勢の人から注目されています。ファンの母数も多くそのためにいろんな感想を持つ人がいるわけです。
なので、基本的にどんな曲を出してもイマイチと思う人は必ず現れます。
日本人によるK-POPのエッセンスを取り入れたグループというのは、NiziUが初でしょう。
そのため仕掛けている側も、見ている側も手探りなのかもしれません。
NiziUのメンバーもプロデュース陣も、魅力的で実力と才能に溢れていることは間違いありません。不評をものともせず爆発する未来は近いはずです